バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・島根スサノオマジックのホーム戦が主にカミアリーナ(出雲市大社町北荒木)で開催される中、懸念されていた駐車場不足や周辺道路の大渋滞といった交通関連のトラブルは現段階では見られず、順調なスタートを切っている。クラブ側が駐車場の空き状況をリアルタイムで公開している点などが奏功しているといえそうだ。
今季は松江市総合体育館(松江市学園南1丁目)が改修工事中のため、収容人数約3500人のカミアリーナで28試合を開催する。クラブは来場者のほとんどが自家用車を利用すると見込み、計画を立てた。
民間企業や文化施設の協力を得ながら最大10カ所で計約1460台の駐車スペースを確保。数キロ離れた県立東部高等技術校(出雲市長浜町)とイオンモール出雲(同市渡橋町)を発着する無料シャトルバスも運行している。
3445人が詰めかけた16日のレバンガ北海道とのデーゲーム。試合開始1時間半前までは会場に近い県立浜山公園第1、2駐車場(計約640台)に空きがあった。混雑を予想した来場者が出雲文化伝承館(出雲市浜町)など離れた駐車場やシャトルバスを利用したのが理由とみられる。その後に満車になったが、混雑はなかった。「ホームページで空き状況が分かるのがありがたい」と話すファンは少なくない。
課題はファンが一斉に会場を後にする試合後だ。16日はアリーナ前を走る中央園路は混雑し第1、2駐車場は車が滞留した。シャトルバスは東部高等技術校、イオンモールとも2台ずつ走らせたが、イオンモール方面は乗れずに次便を待つ客が多かった。
子ども2人を連れて松江市八束町から訪れた40代の会社員女性は、イオンモールからバスを利用。「混雑は想定内だったが、帰りの台数をもう少し増やしてほしい」と話し、約40分間並んだ後に乗り込んだ。16日は往復で計649人がバスを利用した。
生活道路への影響は今のところ出ていないようだ。荒木地区自治協会の福田邦夫会長(76)は「まずは合格点。大渋滞を懸念していたが、車が分散され、思った以上にスムーズに流れている」と話す。
クラブは当初計画より警備員を11人増やし、27人態勢で案内や誘導に当たる。担当者は「皆さまの協力で一定の効果は出ている」と評価する一方、近隣の住宅や施設への無断駐車の報告が少なからずあるとし、シャトルバスや公共交通の利用を呼びかける。
(片山皓平)















