【邑南】高齢者に多い誤嚥(ごえん)性肺炎などを防ぐため、舌や喉の動かし方を教える講座がこのほど、島根県邑南町下口羽であった。公立邑智病院の言語聴覚士を講師に、参加者14人が喉の筋肉を緩めたり鍛えたりする運動に取り組んだ。
誤嚥性肺炎は食道を通るはずの唾液や食べ物が誤って気管に入り、その先の肺で細菌が繁殖して発症する。講師の言語聴覚士の和田勇一さん(32)は、食事中に頻繁にむせたり、たんが絡んだりする人は誤嚥性肺炎が起こりやすいとし、注意を呼びかけた。
防止には喉や舌の筋肉が重要だと指摘した。口の中でスプーンを舌に当て、舌で上顎に押し当てる運動や、手のひらで額が動かないように押さえ、へそをのぞき込むように首に力を込める運動を紹介した。
和田さんは病院や施設利用者の多くは食事が生きがいと思っているとし「ずっと口で食事ができるように喉を鍛えてほしい」と話した。参加した同町下口羽の自営業、田辺政行さん(69)は「普段から口や舌を動かすことを意識したい」と話した。
(吉野仁士)













