戦中戦後の暮らしの品を説明する本間順一さん=出雲市斐川町神庭、荒神谷博物館
戦中戦後の暮らしの品を説明する本間順一さん=出雲市斐川町神庭、荒神谷博物館

 【出雲】戦中戦後の日用品や被服を収集する松江市苧町の本間順一さん(89)が、当時の暮らしを知ってもらおうと、出雲市斐川町神庭の荒神谷博物館で所蔵品を展示している。「戦争を知らない人にこそ見てほしい」と来場を呼びかけている。無料、26日まで。

 軍服を仕立て直して作られた学生服や、鉄不足を背景に陶器で作られた湯たんぽ、底板をゴムで補強しながら使われ続けたげたなど約30点が並ぶ。

 防空頭巾の内側には持ち主の身元が分かるように記入欄があり、松江市の人の名前が記入されている。本間さんは戦争が終わった1945年、小学校3年生だった。「戦中も戦後もみんな破れた服を着ていたから恥ずかしくなかったし、縫ってこいと先生に言われることもなかった」と振り返った。

 1956年から収集を始めた。骨董(こっとう)店で購入したほか、人から譲ってもらうなどして所蔵品は約200点になる。本間さんは「品物から戦争というものを知ってほしい」と話した。

 午前9時~午後5時。(今井菜月)