鳥取県警は24日、公安調査庁職員などを名乗るおれおれ詐欺で、米子市在住の70代女性が現金3100万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
県警捜査2課によると10月31日、女性方に郵便局員を名乗る男から「あなたが送った荷物に違法薬物とお金が入っていた」と電話があった。心当たりがないことを伝えると公安調査庁職員を名乗る男に代わり、女性に暴力団に口座を売ってお金を受け取った容疑がかかっていると脅された。さらに別の男には口座が止められると言われた。
その後、調査庁職員を名乗る男から「口座内の現金の指紋を確認する」と言われ、現金を引き出して指定の時間に家の前に置いておくよう指示があった。女性は指示に従い、3回にわたり、現金1千万円を玄関に置いたところ、回収されたという。さらに現金を要求され、100万円を指定口座に振り込んだ。
男から調査後に現金を返すと言われていたが連絡が途絶え、詐欺に遭っていると気づいた。













