御饌井からくみ上げた若水をおけに移す神職＝出雲市大社町杵築東、出雲大社
【出雲】出雲大社（出雲市大社町杵築東）で２７日、若水をくむ神事「御饌井（みけい）祭」が営まれた。神職７人が拝殿西隣の井戸・御饌井を清め、神前に供える水をひしゃくでくみ上げた。新年最初の神事「大御饌（おおみけ）祭」で供えられる。
井戸には神紋入りの幕が張られ、米粉を水で練ったしとぎ団子とお神酒が供えられた。千家隆比古（ながひこ）権宮司が祝詞を上げ、琴板を打つ音と神歌に合わせ、両手に持った手草を回す神舞を奉納。神職が井戸からひしゃくで水をくみ、おけに移した。
出雲大社では３１日夕から夜にかけて「大祓（おおはらえ）」「除夜祭」が営まれ、新年を迎える。 （片山皓平）
