始まりは1本の電話だった。その年の冬、東京・銀座で美容クリニックを経営する男性医師の元に40数年ぶりに現れた幼なじみ。再会から10年がたち、60代になった2人は約7億円の賠償金を巡る裁判の原告と被告として相対することになった。「人生を破壊されてしまった」。法廷でそう訴えた医師の身に何が起きたのか。(共同通信=助川尭史)

▽音信不通だった「親友」からの突然の電話

 「覚えているか、久しぶりに会いたい」。2014...