短歌 丸山恵子選
島挙げて八朔牛突き大一番角のぶつかる音鳴り響く 隠岐の島 大槻 咲子
【評】上句に「八朔」「牛突き」「大一番」と単語が並ぶ。通常は助詞を抜くと流れが悪くなるところ、この歌ではリズム良く力強く、読者へ高揚感を伝える。隠岐の熱を感じる。
おぞいかね?雷さんはピカチュウの技だと思うけん大丈夫 雲 南 熱田 俊月
【評】「おぞい」は、恐ろしいの意。二人の掛け合いか、あるいは、相手をなだめる一人の発話か。出雲地方の方言を短歌の定型のリズムに納めることで、柔らかい世界を創り出している。
あおあ...











