竹内栖鳳の「雨霽」を鑑賞する来場者=安来市古川町、足立美術館
竹内栖鳳の「雨霽」を鑑賞する来場者=安来市古川町、足立美術館

 近代京都画壇の重鎮・竹内栖鳳(せいほう)や女性初の文化勲章受章者・上村松園ら明治、大正、昭和にかけて京都で活躍した日本画家の名品を並べた冬季特別展「京都の五人」が安来市古川町の足立美術館で開かれている。33点が展示され、来場者がじっくり鑑賞している。2月28日まで。

 同館のコレクションから竹内栖鳳の9点、上村松園の3点、菊池契月の5点、橋本関雪の7点、榊原紫峰の9点を展示した。

 栖鳳の「雨霽(うせい)」は六曲一双のびょうぶ絵で、近代を代表する実業家渋沢栄一の依頼を受け、完成までに約20年を要した大作。柳をつかんで風に耐えるトビ、風に身を任せて舞うセキレイを卓越した技量で表現した。栖鳳に師事した松園の「娘深雪(みゆき)」は、人の気配を感じて振り向く女性の姿を巧みに描いている。

 訪れた横浜市鶴見区の木辺季平さん(75)は「栖鳳や松園といった巨匠の作品を楽しめた」と話した。

 午前9時~午後5時。無休。入館料は一般2500円、大学生2千円、高校生千円、小中学生500円。

 (中山竜一)