11日の全国知事会で採択された国への提言には「47都道府県で連携し新型コロナウイルス感染対策に取り組む」との文言が盛り込まれなかった。これまで何度も盛り込まれていたが、丸山達也島根県知事が東京都の感染対策に不信感を抱き、削除を提案していた。

 全国知事会で丸山知事は「東京五輪自体は成功だと思っているが、政府や都道府県に求められていたのは開催と感染拡大防止の両立。この観点だと(感染拡大した)首都圏で成功したと評価するのは難しい」と指摘。「小池百合子都知事とは感染拡大防止と社会経済活動の両立というテーマについて、基本的な認識が一致していない」と削除提案の意図を説明した。感染拡大地域への看護師派遣などは引き続き協力する。

 知事会長の平井伸治鳥取県知事は終了後の会見で「結果として丸山知事が提案した、文言のない提言案に仕上がった」と説明。その上で「結束しなければ第6波以降に備えられない。大きな方向性としてはみんなでやっていく流れだ」と述べた。 (曽田元気)