40代のアフマドさんは約10年前、妻と3人の子どもと一緒に来日した。中東にある母国の政権から迫害を受け、命の危険にさらされたためだ。当初は、就労可能な在留資格を得て働いたが、約4年前にその資格を失い「仮放免」となった。

 仮放免は、一時的に入管施設に収容されない措置だが、就労はできない。収入を失った一家の生活は一変し、貧困にあえいでいる。

 難民申請はしているが、結果が出ないまま宙ぶらりんの状態が続く。(共同通信=細川このみ)

 ▽子どもも失望

 食料は、支援団体から月に1度届けられる米や豆。加えて週に1度、モスク...