岸壁から見送りを受けながら出港する実習生=島根県隠岐の島町中町、西郷港
岸壁から見送りを受けながら出港する実習生=島根県隠岐の島町中町、西郷港

 【隠岐の島】隠岐、浜田両水産高校の実習生が乗り組む島根県の大型水産練習船「神海丸」(699トン)の出港式が15日、隠岐の島町中町の西郷港であった。ハワイ沖の太平洋まで往復する2カ月間の航海を通じて、操船や機関設備の整備技術を磨く。

 航海は、隠岐水産高海洋システム科2年と専攻科1年の34人と、浜田水産高の専攻科1年9人が寝食を共にする。

 式では、隠岐水産高の酒井実三校長が「学んできたことを生かし、大きく成長してほしい」と激励。海洋システム科2年の舟岡海里さん(16)が「充実した航海にしたい」と決意表明した。岸壁と練習船を結んだ紙テープが舞う中、隠岐水産高の生徒や教職員の見送りを受けて出港した。

 練習船は、10月22日ごろに関門海峡を通って太平洋に出る。10月初旬からハワイ沖でマグロ漁業実習を20回ほど行った後、三崎漁港(神奈川県三浦市)に水揚げする計画。今年は、新型コロナウイルス禍を受けてホノルルでの寄港地活動を取りやめた。 (森山郷雄)