自民党総裁選が異例の展開となっている。多くの派閥が事実上の自主投票に追い込まれたためだ。衆院選への不安を抱え、派閥幹部の意向に「反旗」を翻して独自判断を下す中堅・若手が続出。もはや締め付けは利かず、一本化は難しいのが実情だ。かつての威光は薄れ、きしみが増幅する各...