39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されながら全国で講演活動をする丹野智文さん=仙台市=を招き、専門職やボランティアと交流する「丹野智文とみんなのしゃべり場」がこのほど、鳥取県日野町根雨であった。参加者は丹野さんに質問して認知症について意見交換し、理解を深めた。
県西部の医療、介護専門職やボランティア約60人が参加した。丹野さんと認知症と家族の会県支部の吉野立代表が参加者からの質問に答えた。
認知症をなぜ恐れてしまうのか、という質問に丹野さんは本人より周囲の人が変わってしまうと指摘した。携帯や財布を取り上げることや、先回りの支援は依存させるだけだとし「自分で決めたり選んだりすることが大切。支援する側ができる範囲で考えないで」と訴えた。
認知症になっても、工夫すれば1人で行動できるといい、丹野さんが普段している工夫を紹介した。起床時間や家を出る時間など全て携帯のアラームをかけ、何のアラームかメモを付けて分かるようにしていると言い「失敗してもいい。1人で行動できると本人も前向きになり、家族も楽になる」と話した。
イベントは日野郡の日野、日南、江府3町が主催し、午後には日野郡で初めて認知症の本人と家族同士が交流する「おれんじドア」が開催された。
(藤本みのり)













