ミュージカル『ラパチーニの園』コメント取材会に出席した(左から)石井一彰、宮澤佐江、北川拓実、林翔太、別所哲也、珠城りょう (C)ORICON NewS inc.
ミュージカル『ラパチーニの園』コメント取材会に出席した(左から)石井一彰、宮澤佐江、北川拓実、林翔太、別所哲也、珠城りょう (C)ORICON NewS inc.

 俳優の林翔太、ジュニアの北川拓実が20日、東京・新国立劇場小劇場で行われたW主演を務めるミュージカル『ラパチーニの園』の公開ゲネプロ後取材会に参加した。

【写真】爽やか…!明るい笑顔をみせる北川拓実

 本作は、19世紀アメリカの作家ナサニエル・ホーソーンの短編小説「ラパチーニの娘」を原作とした、韓国発のオリジナルミュージカルで、現代社会で話題となる、愛の名の下に起こる「抑圧」と「暴力」、そして社会的偏見が残した「傷」を真正面から探求した作品。

 真の美しさを求める芸術家を志す青年ジョヴァンニ役を、林と北川がW主演、Wキャストで務める。冒頭にはゲネプロ不参加だったことに触れ、「きょうは出てなかったんですけど、カメラに写しておいてください!」とアピールして和ませた北川。意気込みについて聞かれると「こんなすごい中でやるというのも、しかもWキャストが林翔太くん、大先輩で、すごいプレッシャーだし、立ち稽古始まって1ヶ月後の自分ってどうなってんだろうなってすごい不安に思ったりしたんですけど、きょうここまでこれたことはすごい安心しているし、早く皆さんに届けたい気持ちでいっぱい」とまっすぐ語った。

 北川は所属していたジュニア内グループ「少年忍者」が昨年11月末をもって活動を終了。「個人としてはグループ活動を終了してから初めてお客さんの前に立つステージということで、僕にとってこの作品というのはすごい大きな挑戦になっているので、ジョバンニとしてこの作品の中で生きて、届けられるように駆け抜けたいと思います!」と力強く宣言した。

 北川が一生懸命に話す姿をとなりで見守っていた林は、他の作品出演で本作の稽古には遅れての参加となったという。「稽古期間がだいぶ短かったので、すごい不安だったんです」と吐露し、「いつも拓実の稽古の動画を見て1人で頑張っていたんですけど、最初に見たときから拓実は『なんだ、もうできてんじゃん。もう明日初日でよくね?』ぐらいの完成度だったからすごい焦ってたんですけど、みなさんがあたたかく迎え入れてくれたので、僕も安心して皆さんの胸を借りながら稽古できた」と振り返った。

 また北川は「翔太くんが立ち稽古に参加して初日のお芝居が本当にすばらしくて、“僕じゃダメだ”みたいな感じになるくらいうますぎて、こんなすばらしい方々の中でやるのもプレッシャーだったから、その日泣きそうになっちゃって、稽古場の着替え室のところで1人でわーってなってた」と告白。これにはともに登壇していた石井一彰がなぐさめてくれたと明かし、カンパニーのいい関係性もにじませていた。

 ラパチーニの娘で外の世界との接触を避けて生きる美しい女性ベアトリーチェ役に宮澤佐江。ラパチーニに献身的に仕える乳母兼家政婦のリザベタ役に珠城りょう。ラパチーニの研究に疑念を抱く正義感の強い医師バリオーニ役に石井一彰。娘のベアトリーチェを外界から守るため植物の毒の研究をする科学者ラパチーニ役に別所哲也といった実力派の布陣で、日本版として上演される。

 ほかに、宮澤、珠城、別所が登壇した。