―本社屋の1階をリノベーションされました。
弊社が保有するリノベーションの技術力や脱炭素に貢献できる可能性、採用促進といった企業リブランデイングの一環です。オフィスの概念にとらわれない空間設計を目指し、自然とテクノロジーを組み合わせたデザインにしました。入り口には高さ約5㍍の大型ビジョンを配置。廊下には熱帯雨林を再現したパルダリウムの空間をつくり、雨や霧などの自然現象をアプリで再現できるシステムとなっています。近年は社員のユニホームの変更や市営バスのラッピングも実施してきました。理想とする企業像「先を行く、ほかと違う、心動かす価値創造」を具現したいと考えています。

 

―バイオディーゼル事業にも取り組んでいます。
脱炭素の取り組みは県外の大手ゼネコン企業と比べ、遅れていると感じていました。島根県内では雲南市が積極的に取り組もうとしていた中で、若手社員からバイオディーゼルに関する事業提案があり、雲南市の公募に手を挙げました。廃食油を活用して高純度にリサイクルし、軽油と混ぜて重機や発電機に使用します。発注者からも環境配慮の取り組みとして評価していただけると期待しています。

 

―人材育成にも注力しておられます。
ICT施工の要である3次元データ作成には、現場で培われた「土木施工の知識」が不可欠です。弊社は独自の研修カリキュラムでこの技術を伝えており、現在は業界を担う若手への技術継承を後押しすべく、そのノウハウを全国の同業他社へも提供しています。

 

―今後の事業展開の方向性について教えてください。
地域経済は縮小傾向にありますが、企業として成長、発展、拡大を目指すのみだと考えています。仕事を作り、今までやっていないことを考えなければいけません。現在、広島県や福岡県で事業を展開していますが、県外事業のさらなる拡大も視野に入れています。

自ら考え、行動できる人を求めています。学んできた分野は問いません。大切なのはやる気と挑戦する姿勢です。当社では、成果を上げたい若い人も積極的に登用します。自分の力を試したい方、一緒に未来を築きましょう!

金津式彦=三重県津市出身(52歳)2024年に現職に就任。
三重県津市で生まれ、大坂で育ちました。幼少期に島根へ引っ越し、その後も父の仕事の都合で兵庫や三重など各地を転々としました。東京の大学に進学し、アパレル企業に就職。のちにカナツ技建工業に入社しました。趣味はエレキギターで、自宅には防音室を設けています。