―経営ビジョンに「地域の真ん中に損保ジャパン」を掲げています。
地域課題解決に力を入れており、山陰両県の自治体などと包括連携協定を結んでいます。2026年は東京都内の本社で初めて、島根県産の地酒、和菓子、出雲そばなどを提供する「地方創生マルシェ」を主催し、400人以上の来場者でにぎわいました。本社で働く多くの従業員に、島根の魅力を伝えることができたと考えています。地域の防災教育にも取り組んでいます。益田市の石西防災研究所の協力で、県西部で防災セミナーを実施し、「SOMPOで学防ッチャ」を体験してもらいました。パラリンピックに採用されているボールを投げる競技「ボッチャ」に、防災の要素を加えたゲームで、楽しみながら防災を学べます。

 

―生成人工知能(AI)やデジタルの活用を推進しています。
社内で「SOMPO AI エージェント」を導入しています。業務での文書作成や情報検索、議事録の要約やイラスト出力などを全ての従業員が使えるようになりました。文字だけでは分かりづらいものをイラストなどで具現化でき、業務の効率化などにも貢献しています。また、事故や保険金請求の連絡をLINEで完結できるサービスを導入しました。チャットによる連絡で電話対応が必要なくなり、利便性も増えて大変好評です。

 

―新しい保険商品が注目を集めています。
大地震の際に事業継続を保険金でサポートするBCP地震補償保険が注目されています。自社施設に損傷がない場合でも、取引先の影響などで休業損失が発生すれば補償の対象となります。ほかにもデジタル化が進む中、サイバー攻撃など新しいリスクに対応する保険など、時代のニーズに合った保険商品を提供していきます。保険業界は変革のさなかです。保険は人と人とのつながりの中で加入していただくことが多いですが、AIなども駆使しながら、新たな保険の価値をお届けしたいと考えています。


私たちの仕事は、保険で暮らしを守るだけでなく、防災・減災を通じて地域の未来をデザインする仕事です。山陰の豊かな自然と文化の中で、挑戦する人々を全力で支えたい。地域を愛し、変化を力に変える情熱を持つ皆さんと、この地の新しい物語を一緒に描ける日を楽しみにしています。

桃井 潤=東京都出身(48歳)2025年に現職に就任。
営業(本店・福島・宮崎)、人事(採用・教育)、労組(書記長)、秘書(役員室)を歴任。 福島での東日本大震災の経験が、保険の尊さを心に刻む私の原点です。山陰の隅々まで年間18,000kmを駆け巡り、多くの人との出会いを楽しんでいます。休日の趣味は、地域の隠れた名店や絶景を探すこと。山陰が誇る豊かな食と文化の魅力を発信し、この地を更に元気にすることが今の私の夢です。