『日曜日の初耳学』=桜井和寿(C)MBS
『日曜日の初耳学』=桜井和寿(C)MBS

 4人組バンド・Mr.Childrenの桜井和寿が、29日放送のTBS系『日曜日の初耳学』(後10:00)に出演し、ライブ演出や創作観の変化について語った。長年続けてきたスタイルへの葛藤や、自身が考えるバンドの本質が明かされ、注目を集めた。

【動画】「ひとしきり泣いてきました」出演前に見てきたドラマを語る桜井和寿

 番組では“ミスチルのライブあるある”として「innocent world」のサビを観客に委ねる演出が紹介された。1番を丸ごと観客に任せる場面もあり、スタジオは驚きに包まれた。桜井は「喜びを分かち合いたい気持ち」と意図を説明する一方で、「桜井さんの声で歌うのを聞きたい」という声が届いたことにも触れ、「みんなが歌いたいものだと思っていた。最近は自分で歌うようにしている」と語り、心境の変化を明かした。

 インタビューでは、Mr.Childrenという存在についても自己分析を披露。「言ってしまうとバレてしまうんですけど…」と前置きしつつ、「名もなき詩」の一節「誰だってそう僕だってそうなんだ」に言及。「誰もがそう。みんな苦しいよね。俺も知っているっていう、それを共有することでふと楽になれる。そんなことをずっと言い続けてきたバンドなんじゃないかと思う」と語った。そのうえで「若手のバンドが真似しないようにお願いします」と笑顔でくぎを刺した。

 また、ドラマについては竹内涼真主演作品を「すっごく面白い」と絶賛。自身が主題歌「Sign」を手掛けた2004年のドラマ『オレンジデイズ』も見返したといい、「最初の1話と最終回だけ見てきました。『こういうドラマだったんだ』とひとしきり泣いてきました」と振り返った。「最終回を見て、最高にいい場面で(曲を)流してくれるな」と楽曲の使われ方にも感心した様子だった。

 さらに、親交のあるB’zの稲葉浩志がVTR出演し、桜井の魅力について「大切な人に言われたら幸せになるだろうなっていう言葉を紡ぎ出してくれる」と歌詞を高く評価。「曲によって優しさで包み込んでくれる声だったり、思春期の危うさが出たり、カメレオンのように変幻自在」と表現した。加えて「欲しい能力」として「作曲能力」と即答し、「彼は全部できる。くれるんだったら下さい」と笑顔を見せた。

 音楽活動だけでなく、ドラマやスポーツにも関心を広げる桜井。ミラノ・コルティナ五輪については「りくりゅうペアとかすごいなと。あの好感度の高さって何が元なんだろう?って紐解きたくなる」と語り、幅広い視点から人や表現を見つめている姿勢ものぞかせた。