岡山県の伝統工芸品「備前焼」で、作り損ねて作品や商品にならなかったものを粉砕して再び粘土化し、マグカップなどに生まれ変わらせる取り組みが始動した。「備前を焼き物廃棄ゼロの産地にしたい」と、リーダーの牧沙緒里さん(41)は語る。

 千年の歴史があるとされる備前焼は、高温で約2週間焼き締め「投げても...