車いすバスケの魅力に触れるパラスポーツ指導員ら=出雲市今市町北本町3丁目、サン・アビリティーズいずも
車いすバスケの魅力に触れるパラスポーツ指導員ら=出雲市今市町北本町3丁目、サン・アビリティーズいずも

 2030年の島根かみあり全スポに向けて4日、車いすバスケットボールの指導者育成と普及を目的にした研修会がサン・アビリティーズいずも(出雲市今市町北本町3丁目)であり、県内のパラスポーツ指導者が競技の特徴や魅力に触れた。

 初級か中級のパラスポーツ指導員資格を持つ医療職や会社員、学生など12人が山陰両県から集まった。

 中国四国ブロックパラスポーツ指導者競技会の指導部会副部会長、杉山雅哉さん(36)は競技用車いす操作の基本や特有のルールを紹介。「近年は障害のない人のチーム加入も増えている」と競技の広がりを語った。杉山さん自身も競技の楽しさに引かれ、18歳から選手としてプレーしているという。実演しながら学んだ雲南市加茂町大竹の介護士中林亜早さん(24)は「健常者も一緒にできるなんてびっくり。すごく体を張ったスポーツで感動した。もっと知りたい」と目を輝かせていた。

 島根県内では2025年、一時は活動が途絶えていた車いすバスケットチーム(選手計16人)が復活した。研修会は、こうした動きを受けて指導力の底上げと競技の裾野拡大を狙い、県パラスポーツ指導者協議会が初めて開いた。

 安井新一会長(49)は「触れることが普及の第一歩。復活した競技の広がりにつなげたい」と望んだ。(今井菜月)