大亀を見る会員ら=松江市外中原町、月照寺
大亀を見る会員ら=松江市外中原町、月照寺

 【松江】東京赤坂ロータリークラブ(鈴木貞史会長)の会員30人が11日から3日間、出雲大社やNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に登場した小泉八雲ゆかりの地を訪れ、文化の伝承の難しさや進行する過疎化といった地方の実情に触れた。

 訪問は、クラブ会員で松江観光大使を務める出川敬司さん(70)=松江市出身=が、社会課題に関心が深い会員に、東京一極集中が進み、人口減少が続く地方の実情を知ってもらおうと企画。松江、出雲両市を中心に巡った。

 一行は初日は出雲大社を正式参拝して大遷宮について学び、島根県立美術館で八雲のひ孫で小泉八雲記念館の小泉凡館長の講話を聞いた。出雲市特産のブドウ栽培の担い手不足などについても学んだ。12日は月照寺(松江市外中原町)を訪れ、修理へ向けた準備が進む大亀像を見学した。

 鈴木会長(71)は、出雲大社で聞いた遷宮に当たっての技術継承や資金調達の難しさが印象に残ったとし「東京では見えないことが多かった。文化を守るお手伝いがしたいとの思いを強くした」と話した。

(新藤正春)