RIZIN榊原信行CEO(C)ORICON NewS inc.
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 5月10日開催の『RIZIN.53』(神戸・GLION ARENA KOBE)の追加カード発表会見が21日に都内で行われ、未定だった皇治の対戦相手が平本蓮になることが発表された。ルールは10オンスグローブ着用のスタンディングバウト特別ルール(3分3ラウンド)で、契約体重なしで行われる。

【動画】平本蓮vs皇治、対戦決定で煽り合い勃発!朝倉未来にも悪口連発で会見が“カオス状態”に

 会見後の榊原信行CEOの囲み取材で、対戦に至った経緯やSNSで話題になっていたBreakingDownの井原良太郎と皇治の対戦の可能性などについて語った。

■榊原信行CEO囲み取材一問一答
――皇治選手の対戦相手が平本蓮選手に決定した経緯を教えてください。

【榊原】もともと他の候補の選手を何人か最初から出していて、それでいいんじゃないかという感じでずっと進んでいました。今週中には発表ができたらなと話していたところで、先週土曜日の(『超RIZIN.5』)会見後の平本選手を見て、個人的にも彼の復帰が正式に決まったうれしさの反面、9月の前に(試合を)見たいなという思いがあった。記者からの質問で平本の口からも「9月の前にやってもいい」という話がであったので聞いてみたところ、本人も1年10ヶ月ぶりに皆の前に出て高揚感があったのでしょう。ずっと表の舞台で前向きな発表ができない中で葛藤もあったと思いますが、「5月、いいですよ」という話だったので、それならもう平本蓮に変えた方がいいなと思いました。

――この試合のルールや公式記録としての扱いはどうなりますか?

【榊原】今回は公式戦ではなく、非公式マッチのスタンディングバウト、3分3ラウンド10オンスで行う、いわゆるエキシビションです。KOやTKOがなければ判定は行わずドローという形になり、公式記録には残りません。しかし、皇治も難攻不落なファイターですから、しょっぱいことはできないでしょうし、3分3ラウンド殴り合うわけですから、真剣勝負前のウォームアップみたいな簡単なものではないと思います。

――皇治選手はMMAルールで調整していたの?
【榊原】はい、僕らはMMAの方向で調整をしていました。皇治はどのルールでもという感じで、ボクシングもやれる自信を持っていましたし、何より神戸が盛り上がって話題になるような相手と組みたいという要望がありました。


――9月に復帰戦を控える平本選手の怪我のリスクについては?

【榊原】本人が「拳を痛めたくない」と言っていたことも含め、しっかりガードできるよう10オンスにしています。10オンスの方が脳を揺らし倒しやすいという側面もありますが、拳も保護できます。手術明けの打撃に関しては随分前からこなせていますが、寝技の対処などで手術した箇所を痛めることは避けたいという意図もあるようですが、いざリングに上がってお互い火がつけば、当然行くでしょうね。

――先週の日比谷での会見で朝倉未来選手と何か言葉を交わしていたように見えましたが?

【榊原】未来に「一番戦いたい相手は誰か」と問えば、迷わず平本蓮と答えるでしょう。彼は「(9月に平本が行けるなら)俺はやりますよ、あいつと話してください」という感じでした。会見でのやり取りが「言霊」となって実現することになるかもしれませんし、プロモーターとして平本蓮と朝倉未来の再戦は一度発表しているので、近い将来必ず実現させるとお約束します。9月にそのカードになるかどうかは、5月10日の状況も見ながら考えていきたいです。平本にとっても、2年2ヶ月ぶりの大一番の前に試運転をしたいという思いがあるのかもしれません。

――SNSでは皇治選手の相手としてBreakingDownの井原良太郎選手を推す声もありましたが、候補に入っていましたか?

【榊原】僕は、井原選手が出てくるのは今はちょっと違うなと思っています。出てくることがあっても、このタイミングではないんじゃないかなと。芦澤(竜誠)がBreakingDownで負けた以上、誰かが芦澤の骨を拾うために1分1ラウンドのルールでやり返すしかないんです。彼をこちらに呼んで3分3ラウンドを求めるのは違うなと思って。ひょっとすると「あれは格闘技じゃない」って線引きしたい人がいるかもしれないけど、格闘技興行として結果を残してファンの指示を得ているので、BreakingDownは無視できない存在です。実際、RIZINで活躍する芦澤が負けたという事実は大きいですからね。

――RIZINファイターがBreakingDownへ乗り込む可能性もあるということでしょうか?

【榊原】第2、第3の芦澤になってしまうことは格闘技を生業にしている人にとってすごいリスクかもしれないけど、リスクを取ってチャレンジしてほしい。ハングリーな思いを持っている選手がいれば、ぜひ行かせたいです。