大相撲秋場所で優勝し、日本相撲協会の八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士=両国国技館(代表撮影)
大相撲秋場所で優勝し、日本相撲協会の八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士=両国国技館(代表撮影)
大相撲秋場所で優勝し、賜杯を手にする新横綱の照ノ富士=両国国技館(代表撮影)
大相撲秋場所で優勝し、賜杯を手にする新横綱の照ノ富士=両国国技館(代表撮影)
大相撲秋場所千秋楽で正代(左)を寄り切りで下した照ノ富士。5度目の優勝を果たした=26日、東京・両国国技館
大相撲秋場所千秋楽で正代(左)を寄り切りで下した照ノ富士。5度目の優勝を果たした=26日、東京・両国国技館
正代(右)を攻める照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館
正代(右)を攻める照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館
正代(手前)と組み合う照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館
正代(手前)と組み合う照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館
照ノ富士(右)の攻めを受ける正代。寄り切りで敗れる=両国国技館
照ノ富士(右)の攻めを受ける正代。寄り切りで敗れる=両国国技館
寄り切りで正代を下し、勝ち名乗りを受ける照ノ富士=両国国技館
寄り切りで正代を下し、勝ち名乗りを受ける照ノ富士=両国国技館
優勝しインタビューで笑顔を見せる照ノ富士=両国国技館
優勝しインタビューで笑顔を見せる照ノ富士=両国国技館
大相撲秋場所で優勝し、日本相撲協会の八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士=両国国技館(代表撮影) 大相撲秋場所で優勝し、賜杯を手にする新横綱の照ノ富士=両国国技館(代表撮影) 大相撲秋場所千秋楽で正代(左)を寄り切りで下した照ノ富士。5度目の優勝を果たした=26日、東京・両国国技館 正代(右)を攻める照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館 正代(手前)と組み合う照ノ富士。寄り切りで下す=両国国技館 照ノ富士(右)の攻めを受ける正代。寄り切りで敗れる=両国国技館 寄り切りで正代を下し、勝ち名乗りを受ける照ノ富士=両国国技館 優勝しインタビューで笑顔を見せる照ノ富士=両国国技館

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 大相撲秋場所千秋楽(26日・両国国技館)単独首位の新横綱照ノ富士をただ一人1差で追っていた平幕妙義龍が敗れ、照ノ富士は取組前に2場所ぶり5度目の優勝が決まった。結びの一番で大関正代を一方的に寄り切って13勝2敗。新横綱制覇は2017年春場所の稀勢の里以来で史上9人目。

 大関貴景勝は関脇御嶽海に押し出され、正代とともに8勝にとどまった。御嶽海は9勝6敗。新関脇明生は勝ち越した。

 9日目に照ノ富士を破った大栄翔が4度目の殊勲賞。妙義龍は6度目の技能賞を受賞した。

 14日目に十両優勝を決めた阿炎は13勝2敗だった。九州場所は11月14日に福岡国際センターで初日を迎える。

■心乱さず威厳示す

 これが最高位の威厳だ。結びの前に妙義龍が敗れて新横綱優勝が決まっても、照ノ富士の気合は変わらなかった。「最悪3番でも取る気持ちで来ていた。相撲に絶対はない」。優勝決定戦の取り直しまでも想定し、最後まで責任と向き合った。

 強烈に当たり、左前まわしを引いて正代の腰を浮かせる。相手の右巻き替えに乗じ、力強く寄り切った。新横綱が初日から1人で最高位を務めて優勝するのは戦後初。「ほっとした。引っ張っていかないといけないと思っていた」と明かした。

 古傷の両膝は常に限界に近い状態。12日目の明生戦で敗れた後、左脚を気にした。関係者によると終盤戦に「今場所は長い」と支度部屋でこぼしたという。それでも朝稽古を休まず、連日汗を流した。伊勢ケ浜部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)は「全てを受け入れる覚悟ができている」と評した。

 4年前の春場所、手負いの新横綱稀勢の里に千秋楽の本割、優勝決定戦で連敗して逆転優勝を許した。膝の不安を隠せなかった当時とは別人のような精神力を披露。昇進伝達式で述べた口上の「不動心」を体現し、トップを譲らなかった。八角理事長(元横綱北勝海)は「立派な横綱。堂々としていた」とたたえた。

 20代最後の闘いになる九州場所に向け、照ノ富士は「土俵人生はいつ何が起きるか分からない。精いっぱいやっていきたい」。大関から序二段まで転落しながらはい上がった第73代横綱。新たな相撲道も、心を乱さず突き進む。