第三章 相国墜つ(二十二)  さらに呼吸を荒くしつつ父は言った。 「近頃の動きを見て……そのような気がする。勘働きに過ぎぬが」  たかが勘働きといって馬鹿には出来ない。これまでも父の勘は...