木工作品を鑑賞する来場者=松江市朝日町、一畑百貨店松江店
木工作品を鑑賞する来場者=松江市朝日町、一畑百貨店松江店

 【松江】島根県の木工作家でつくる「木匠会」の会員8人の近作を並べた展示会がこのほど、松江市朝日町の一畑百貨店で始まった。技巧を凝らしたわんや花瓶が来場者の目を引いている。6日まで。

 木匠会は1987年に発足以来、隔年で作品展を開いており、今回が16回目。細い木片を組み合わせて文様を出す組子細工や大きな木をくりぬく刳物(くりもの)など、会員がそれぞれ得意な技法を用いて創作に励んでいる。

 くぎなどを使わず木を組み合わせる指物技法を得意とする、安来市安来町の野白千晴さん(62)は、八角形の器「欅手付八角盛器(けやきてつきはっかくもりき)」を出品。器部分はケヤキを、柄はクロガキを用い、渋い印象を持たせた一品に仕上げた。

 会の事務局を務める野白さんは「木の温かさ、美しさを感じてほしい」と来場を呼び掛けている。 (坂上晴香)