貴重な地形や地質が見られる自然公園「ジオパーク」の魅力を全国に発信する「第11回日本ジオパーク全国大会島根半島・宍道湖中海大会」が3日から3日間、松江、出雲両市で開かれた。

 両市は「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」に含まれ、大地の隆起で出現した島根半島のほか、珍しい連結汽水湖の宍道湖・中海や出雲平野を有する。

 島根半島の東端の美保関と西端の日御碕では違った特徴があり、ドライブしたり、周辺の神社を参拝して歴史を感じたりと、さまざまな楽しみ方ができる。大会開催を記念し、空からドローンで撮影した動画と写真を紹介する。 (情報部・広木優弥)

 
夜明けを迎えた美保関地区。灯台付近から東の海上にドローンを飛ばし、朝の光を浴びる島根半島を望む  
夕日を浴びる須々海海岸の洗濯岩。浸食された岩石の細かな部分がわかる  
野波の海上から多古鼻(写真左奥)を望む。島根半島の日本海側はリアス式海岸が続き、小さな入り江や岬、小島が入り組んだ海岸線を呈している  
島根半島西端は日御碕灯台がそびえ立つ。海面から塔上までの高さは63.30メートルで日本一をほこる。その下、白波が立つ海岸線は海食で隆起した岩盤や柱状の奇岩、断崖絶壁が連なり美しい

 島根半島・宍道湖中海ジオパーク 大地の隆起で出現した島根半島のほか、珍しい連結汽水湖である宍道湖・中海や、出雲平野を抱える松江、出雲両市約1179平方キロを範囲とする。地質や地形の見どころの豊富さ、1600万年前の海底火山活動を示す美保関の沖の御前に残る、...