隠岐島前のカルデラ湾を見下ろすスイートルームの眺望=島根県海士町福井、複合型宿泊施設「Ento」
隠岐島前のカルデラ湾を見下ろすスイートルームの眺望=島根県海士町福井、複合型宿泊施設「Ento」

 島根県海士町福井で町が整備していた複合型宿泊施設「Ento(エントウ)」の完成式が28日あった。前面ガラス張りで隠岐島前のカルデラ湾を見下ろせる部屋が披露され、町関係者が7月1日の開業に向け決意を新たにした。

 町内唯一のホテル「マリンポートホテル海士」の5階建ての本館を改修するとともに、別館を解体して木造一部鉄筋コンクリート3階建ての新棟を建設。

 新棟は18室全てがガラス張りで、定員4人で宿泊料10万円のスイート、素泊まりで1人1万5千円からのシングルなど6タイプを設けた。カルデラ湾や船が行き交う風景が楽しめ、一部に吹き抜けのテラスを備える。

 総事業費22億2千万円。隠岐島前の拠点としての役割と宿泊機能を持った一体型施設として、町の第三セクターが運営する。

 式には関係者約50人が出席。隠岐ユネスコ世界ジオパークのガイダンス施設を置く1階では、隠岐島前の自然や歴史の魅力をオブジェで伝える趣向を凝らした展示を見て回った。

 大江和彦町長は「来島者と島民の交流機能の役割を担う、新しい価値を生む複合施設として運営していく」とあいさつした。 (森山郷雄)