マリンポートホテル海士別館を解体し、整備した新棟=島根県海士町福井
マリンポートホテル海士別館を解体し、整備した新棟=島根県海士町福井
開業に向けて抱負を述べる青山敦士CEO(中央)=東京都港区、国際文化会館
開業に向けて抱負を述べる青山敦士CEO(中央)=東京都港区、国際文化会館
マリンポートホテル海士別館を解体し、整備した新棟=島根県海士町福井 開業に向けて抱負を述べる青山敦士CEO(中央)=東京都港区、国際文化会館

 島根県海士町福井に、隠岐ユネスコ世界ジオパークの拠点としての役割と宿泊機能を持った一体型施設「Ento(エントウ)」が7月1日開業する。町が地元食材の消費拡大などで経済活性化を図る「ホテル魅力化プロジェクト」として整備。ジオパークの魅力を国内外に発信する。

 町内唯一のホテル「マリンポートホテル海士」の5階建ての本館(18室)を改修するとともに、別館を解体して新棟を建設。

 新棟は木造一部鉄筋コンクリート3階建てで18室を構え、前面をガラス張りにしてジオパークのカルデラ湾の眺望を満喫できる趣向とした。館内にジオパークの展示を設けた。

 総事業費約20億円。施設名は都市部から離れた島を意味する「遠島」にちなんだ。

 町の第三セクター、株式会社海士(島根県海士町福井)が運営。富裕層や外国人観光客らの誘致を狙う。

 素泊まりの場合、1人1泊1万5千円から。町産イワガキや隠岐牛など地元産食材にこだわったメニューも提供する。

 開業を前に21日、東京都内で報道関係者向けのPRイベントがあり、同社の青山敦士CEO(最高経営責任者)は「エントウや島内での観光を通じ、観光客や島民が世界とつながる場所をつくる」と強調。

 隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会の野辺一寛事務局長は「隠岐が生き残るにはジオパークを軸にした観光をしていくべき。エントウの完成が新たなスタートになる」と期待した。 (白築昂)