昨年のいわみんプログラムで、ノルディックウォーキングを体験する参加者(イワミノチカラ提供)
昨年のいわみんプログラムで、ノルディックウォーキングを体験する参加者(イワミノチカラ提供)

 石見地方の住民らが組み立てた自然や文化、食の体験プログラムを集めたイベント「いわみん」が29日、県西部7市町と東京都で始まる。新型コロナウイルス禍による地方への関心の高まりを踏まえ、都内を初めてエリアに加え、石見の魅力を発信する。参加者を募集している。

 一般社団法人イワミノチカラ(江津市)などでつくる実行委員会が2013年から毎年1~2回開催しており、14回目の今回は11月28日まで、計64プログラムを展開する。

 県内では、SDGs(持続可能な開発目標)推進の一環で、耐久性がある石州和紙で再利用可能なマスクを作る体験や、益田市匹見町の匹見峡を歩き木の葉や枝でクリスマスリースを作る催しなど56プログラムを計画。

 都内では、日本料理店での石見の伝統料理「うずめ飯」の調理体験や、神楽を鑑賞しながら浜田産の魚介類を食べる催しなど8プログラムを実施する。

 イワミノチカラの伊藤康丈代表理事は「コロナの感染対策をしっかりと行い、多くの人に石見の魅力を体感してほしい」と話した。参加申し込みは、専用サイト(アドレスhttps://iwami.jp)か、電話0855(52)7214で受け付ける。  (福新大雄)