イベントのチェックポイントでQRコードを読み込む市民=松江市袖師町、岸公園
イベントのチェックポイントでQRコードを読み込む市民=松江市袖師町、岸公園

 全国健康保険協会(協会けんぽ)の島根支部が2019年度の健康診断結果などを分析したところ、県民は男女とも1日30分以上の運動習慣のない人の割合が全国平均より2・2~4・3ポイント高かった。空腹時に血糖値が高い人の割合も1・9~3・5ポイント高く、生活習慣予防のため17日までウオーキングを促すイベントを開き、定期的な運動を呼び掛ける。

 島根支部の加入者約25万人の健康診断結果や医療費を分析した。1日30分以上の運動習慣がないと答えた人の割合は男性77・7%(全国平均75・5%)、女性88・1%(同83・8%)。血糖値が高い人の割合は男性23・1%(同19・6%)、女性10・2%(同8・3%)だった。

 県民は通勤や買い物で車移動が多く、運動不足になりがちなことなどが考えられるという。

 島根支部保健師の池尻好美さん(46)は「血糖値が高い人は血液が詰まりやすく、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなる」と指摘する。

 ウオーキングイベントは松江、出雲、浜田の3市内で展開。それぞれ市内各地にチェックポイントの看板を設置しており、3カ所巡ってアンケートに答えると抽選で自転車や健康食品などが当たる。詳細は「いきいきチャレンジウオーク」のホームページ。
      (森みずき)