報告会場に入り、支持者から拍手を受ける久保田章市氏(左)=17日午後10時18分、浜田市黒川町、事務所
報告会場に入り、支持者から拍手を受ける久保田章市氏(左)=17日午後10時18分、浜田市黒川町、事務所

 17日に投開票された浜田市長選は、無所属現職の久保田章市氏(70)が組織力を背景に3選を果たした。しかし、対立候補にわずか600票差までに迫られる結果に「批判に共感した人がいると思う。真摯(しんし)に受け止める」と反省の弁を口にした。 (勝部浩文)

 午後8時すぎに始まった開票の状況は、確定票が出る最後まで、競り合いになった。黒川町の報告会場には、推薦した自民、公明両党や後援会関係者ら90人が詰め掛けたが、終始緊迫した雰囲気となった。当選確実の知らせが入った午後10時15分ごろ、ため息なのか安堵(あんど)なのか「ほーっ」という声が漏れ、やがて拍手に変わった。

 6月に出馬表明し、新型コロナウイルスへの対応や集客施設の「はまだお魚市場」の整備など、実績を強調。対立候補が争点とした浜田歴史資料館(仮称)の建設計画は、一般財源の過度な持ち出しがないよう市の財政へ配慮すると訴えるなど万全の準備をしてきた。

 しかし、ふたを開けてみれば僅差の結果に「(自分の考えが)十分に伝わっていなかった。情報発信がしっかりできているか、分析したい」と話した。

 3期目となる今後4年間は、最大の課題と位置づける人口減少対策、基幹産業の水産業振興などで一層の結果が求められる。後援会長を務めた岡田久樹・元日本海信用金庫理事長らと万歳三唱した後、喜びもそこそこに「若者が増え、住みたい浜田と言われるまちづくりをする」と気を引き締めた。