会食やカフェの利用時にマスクを着用しない人は、会食などに1度も行かない人に比べて、新型コロナウイルスの感染リスクが約4倍になるとの分析結果を、国立感染症研究所が明らかにした。脇田隆字所長は「飲食の際は、少人数、短時間とし、飲食時以外はなるべくマスクを着用してほしい」と呼び掛けている。

 6~7月に発熱外来を受診した成人のうち、新型コロナワクチンの接種歴がない753人を対象に、発症2週間前までの行動歴などを聞き、行動によって、どの程度リスクが高まるかを分析した。

 会食やカフェでのマスク着用が影響するかどうかを調べた結果、本人がマスクを着けていなかった場合は、感染するリスクは3.9倍になった。一方、食事や飲み物が提供されたタイミングで外していた人は1.3倍だった。

 飲酒がある場合や、夕方以降の会食、2時間以上の会食もリスクが高まることが分かった。

 また、会食歴の有無に関係なく着用していたマスクの種類ごとのリスクを分析した結果、不織布マスクを着用していた人に比べて、布・ガーゼマスクは1.4倍、ウレタンマスクは1.6倍と高かった。