濃霧の中を疾走するD51型蒸気機関車=山口市内
濃霧の中を疾走するD51型蒸気機関車=山口市内

 JR山口線の観光列車「SLやまぐち号」をけん引する蒸気機関車・D51(デゴイチ)の試運転が18日、新山口ー津和野駅間であった。昨年12月以来の走行で、沿線に盛大な汽笛を響かせながら力走した。23日から営業運転を開始する。

 今年の運行を担当するD51ー200号機は京都市で定期検査を終えて登板となり、客車をけん引して早朝に新山口駅(山口市)を出発。白煙をたなびかせ、津和野駅までの約60キロを走った。

 津和野駅(島根県津和野町後田)の転車台では、方向転換するデゴイチの姿をカメラに収めようと、早朝にもかかわらず大勢の鉄道ファンや地元住民でにぎわった。大分市から撮影に来た衛藤拓史さん(26)は「昨年のクリスマス運行以来で再開が待ち遠しかった。山口線は蒸気を出すSLの迫力ある姿がよく似合う」としきりにシャッターを切っていた。

 やまぐち号は、12月19日までの土、日曜の計18日間運行する予定。もう1両のけん引機であるC57型は、昨年10月に津和野町内で発生した車両トラブルの影響で修理を受けている。
      (石倉俊直)