ヨット競技の拠点「境港公共マリーナ」(境港市新屋町)が4月1日付で国土交通省認定の「海の駅」となる。山陰両県では、島根県西ノ島町美田の隠岐シーサイドホテル鶴丸に次ぎ2カ所目。29日に境港市内であった境港管理組合議会の3月定例会で報告された。

 海の駅は、船舶が係留でき、トイレがあることなどが認定要件。マリンレジャー振興や地域活性化を目指し2000年に認定が始まり、2月現在、全国で172カ所が認定されている。

 同マリーナの登録名称は「さかいみなと海の駅」。同組合は認定を追い風に、キャンプ場やサイクリングロードを含む一帯のにぎわい創出を図りたい考え。

 組合議会定例会は、総額31億8500万円の21年度一般会計当初予算案など5議案を原案通り可決した。予算総額は前年比1・7%減。屋根付き通路の整備が一段落し土木費が減った。

 20年4月に供用開始した新貨客船ターミナルに4月16日、国内クルーズ船「飛鳥2」が寄港することから、「クルーズ船初寄港記念セレモニー」が現地で行われることも報告された。

      (園慎太郎)