堀内詔子ワクチン接種推進担当相は9日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向け、各自治体に配分する来年2月分のワクチン量を年内に示す方針を表明した。政府は2回目接種完了から8カ月以降を3回目の目安として掲げており、来年2月以降、高齢者ら対象者の増加が見込まれている。
堀内氏とオンラインで面会した後、取材に応じた全国知事会長の平井伸治鳥取県知事が明らかにした。
面会で平井氏は「来年2月以降、自治体の負担が大きくなる。接種券を配布するにしても見通しを立てにくい」と指摘。ワクチンの配送時期や量を含め3回目接種の全体的な計画を早急に示すよう要請した。
平井氏によると、堀内氏は「2月分を今月か来月には示したい」と応じたという。