米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(27)は15日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見に臨み、右肘などの故障から完全復活を遂げて投打の「二刀流」で歴史的活躍を見せた今季を「不安はあったが、焦りはなかった」と総括した上で「ここまで頑張ってきたし、もっと高くいける。まだまだ頑張りたい」と一層の飛躍を誓った。
10月下旬にロサンゼルスから帰国後、公の場に姿を現すのは初めて。オフの表彰ではシルバースラッガー賞などに輝き、18日(日本時間19日)発表のア・リーグ最優秀選手は最有力候補とされている。受賞ラッシュには「ありがたいと思っている。来年に切り替えていきたい」と述べた。
メジャー4年目の今季は46本塁打で終盤まで本塁打王を争い、打率2割5分7厘、100打点、26盗塁。投手でも右肘手術を経ての3季ぶりの白星を含む9勝(2敗)を挙げ、オールスター戦では史上初の二刀流での先発出場を果たした。
古巣のプロ野球日本ハムを含む将来的な日本復帰は「メジャーリーグでやり遂げるということしか考えていない。今は全く考えていない」と語り、〝生涯大リーグ〟の思いを口にした。