公開されている動画の一場面
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公開されている動画作品「或る椅子の、つぶやき」の一場面
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 島根県民会館(松江市殿町)が立ち上げ、目に障害がある人とない人が一緒につくるダンスパフォーマンス「インクルーシブシアター・プロジェクト」が、七つの短編映像を動画配信サイトで公開した。新型コロナウイルスの影響で舞台が延期となる中、ネットを通じて、より幅広い層にダンサーたちの姿を発信している。 (増田枝里子)

 プロジェクトは2016年に始まった。東京都内で活動するダンサーで振付家の田畑真希さんが演出。毎年視覚障害がある人を含む市民ダンサーを募り、20年1月まで公演を続けていた。

 映像作品は20年10月末に制作を開始。「或る椅子の、つぶやき」と題した短編集で、「或る椅子の、ともだち」「或る椅子と、水…そして一人」など、さまざまな場所を旅する「椅子」を主役にした七編が連なる。松江市内の水辺や森林など、作品と音楽の雰囲気に合う舞台で撮影した。

 全盲の2人と見えにくい1人を含む、小学生から60代までの幅広い年齢層が参加。ダンサーがどんな動きをしているかを言葉にして伝える「音声ガイド」版も同時に公開し、視覚障害があっても作品を楽しめるようにした。既に2千回を超える再生があった。プロジェクトを担当する門脇永(はるか)さん(44)は「障害のある人が芸術や表現活動をしている姿を見たことがない人にも、配信で作品を見てもらえる」と期待する。