医療従事者にファイザー社製ワクチンを接種する医師(左)=米子市車尾4丁目、米子医療センター
医療従事者にファイザー社製ワクチンを接種する医師(左)=米子市車尾4丁目、米子医療センター

 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が1日、鳥取県など全国各地で医療従事者を対象に始まった。島根県内では各自治体が月内に順次始める予定。新たな変異株「オミクロン株」が国内で確認され、感染拡大の緊張感が再び高まる中、接種体制の構築を急ぐ。

 3回目接種は2回目を受けてからおよそ8カ月たった18歳以上が対象。先行して医療従事者や施設入所の高齢者に行う。

 鳥取県は鳥取市や米子市で始まり、米子医療センター(米子市車尾4丁目)などで医師、看護師ら計30人が接種を受けた。長谷川純一病院長は「患者が安心して来院できるよう接種を進めたい」と話した。

 島根県では松江市が6日以降、医療従事者向けに始める。一般の65歳以上は来年2月以降、65歳未満は3月以降と見込む。雲南、浜田、大田など各市も12月中に医療従事者向けに始める予定。

 米ファイザー製に加え、米モデルナ製のワクチンが国の薬事承認を受ければ併用する方針の自治体もある。ただし、接種を受ける人がワクチンを選べる場合は、打ち間違いを防ぐため、メーカーごとに会場を分ける対応が検討課題になる。一方のワクチンに希望が偏ると、接種日程の遅れを招く恐れがあり、自治体担当者が懸念する。

 益田市は、接種を受ける人がワクチンを選べるよう準備を進める。市新型コロナウイルス感染症予防接種対策室の小林晃室長は「供給量に限りがあり、最終的には一方の予約枠が埋まったという形を取らざるを得ないかもしれない」と指摘。1、2回目と3回目で異なるメーカーのワクチンを使う「交差接種」になる可能性を示した。

 (取材班)