【出雲】「目のお薬師さま」として知られる一畑薬師(出雲市小境町)で8日、古いお札やお守りをたき上げる古札供養祭が営まれた。参拝者約30人が立ち上る炎と白煙を見つめながら感謝の祈りをささげ、来年の幸せを願った。
供養祭は毎年12月8日に執り行う恒例行事。全国の信者や参拝者からこの一年間に届いたお札やお守りなどが本堂横庭の供養壇に積まれ、飯塚大幸管長が供養の言葉を唱えた後、たいまつで点火した。
その後、僧侶が次々とお札などを燃え盛る炎の中に投げ入れ、見守った参拝者は無病息災を願い、一心に手を合わせた。
(藤原康平)