【益田】益田市ゆかりの禅僧で「画聖」と称される雪舟(1420~没年不詳)にスポットを当てたミニ展示「雪舟あれこれ」が同市乙吉町の市立雪舟の郷記念館で開かれており、益田での雪舟の姿や雪舟庭園を描いた絵画が来場者の注目を集めている。11日まで。
雪舟の生涯を分かりやすく紹介しようと同館が企画。絵画6点をはじめ雪舟の人形30体、雪舟を紹介した子ども向け学習漫画本など館蔵品50点を展示した。
医光寺雪舟庭園(益田市染羽町)をバックに、行脚姿の雪舟を描いた津和野町出身の画家・故椿勝弘氏の油絵、万福寺雪舟庭園(同市東町)で対話する雪舟と益田氏第15代当主・益田兼堯(かねたか)を題材にした作品などが目を引く。
五十嵐重夫館長(67)は「益田で雪舟が滞在したであろう場所を描いた作品や、市内のゆかりの地を紹介する写真パネルも展示した。多くの人に見てほしい」と話している。
開館時間は午前9時~午後5時(入館午後4時半まで)。毎週火曜日休館。入館料は一般300円、小中高生100円。未就学児と益田市内の小学生は無料。
(中山竜一)