【1回戦・米子工-城東】後半、相手陣に攻め込む米子工の選手=花園ラグビー場
【1回戦・米子工-城東】後半、相手陣に攻め込む米子工の選手=花園ラグビー場

 第101回全国高校ラグビー大会は27日、51校が参加して大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕した。第1日は1回戦8試合が行われ、鳥取県代表の米子工は城東(徳島)に0-70で敗れた。報徳学園(兵庫)や仙台育英(宮城)、静岡聖光学院などが勝って2回戦に進んだ。初出場の倉敷(岡山)は、58度目の出場となった大分舞鶴に屈した。

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 28日に1回戦の残り11試合を実施。島根県代表で31大会連続31度目出場の石見智翠館や、3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)、選抜大会を制した東福岡などのシード校は30日の2回戦から登場する。来年1月1日に3回戦、3日に準々決勝、5日に準決勝があり、決勝は8日に行われる。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、前回に続いて開会式は行われなかった。前回は全試合を無観客で開催したが、今大会は、3回戦まではチーム関係者に限っての入場とし、準々決勝以降は会場の収容人数の半数を上限に観客を受け入れる。 (景山達登)

 

城 東 7036-00 米子工

(徳島)  34-0

米子工

 000 0 000 0  0

 TGP 前 TGP 後  計

 63036 62034 70

城 東

 

 【評】米子工は、コートを広く使う相手の展開ラグビーに終始圧倒され、反撃の糸口を見いだせなかった。

 前半、開始2分にラックからの単独トライで先制された。FW長谷川、田中が懸命にタックルにいったが、7、13分にもラインアウトから立て続けにトライを許した。

 後半に入っても相手は攻撃の手を緩めることなく、前半と同じく6トライを奪われた。米子工は試合を通して、キックで前線にボールを進めたほか、BK菊島を中心に積極的に攻めようとする姿勢を見せた。