たたら製鉄の町として栄えた吉田町。喧騒(けんそう)から離れ、木々に囲まれた静かな雰囲気にたたずむのが「森の宿TERA-CE HOUSE(テラスハウス)」だ。

 

 建築家のアトリエだった築100年以上の木造家屋を活用し、2020年にオープンした。リビングの床にはマツ、壁にタケ、バスルームはスギを使い、落ち着いた雰囲気がある。
 「自分たちだけの時間を過ごしてほしい」との思いから、スタッフは常駐せず、食事は自炊。調味料のほかに地元でとれた自慢の米と鶏卵が用意される。
 施設を管理、運営する田部グループの不動産業JUTOKU(ジュトク)の岩田基宏取締役(60)は「自然の中でしか味わえない、ぜいたくな時間を楽しんで」とアピールする。
 1月はリフォーム工事で休業。料金は、1団体(最大5人程度)5万円の予定(2月再開時に決定)。 (清山遼太)

草木に囲まれた森の宿TERA-CE HOUSE=雲南市吉田町吉田
落ち着いた雰囲気のリビング
まきを入れて火を燃やす暖炉
バーベキューも楽しめる中庭
たたら製鉄の炉をイメージしたかまど
たたら製鉄の炉(奥)をイメージしたかまども備える中庭
スギの木で作られたバスルーム

森の宿 TERA-CE HOUSE
HP:https://www.tera-cehouse.jp/
Instagram:tera_cehouse
facebookページ:https://www.facebook.com/TeraceHouse/