スーパーなどの小売店で、プラスチック製レジ袋が有料化されてから2年余り。エコバッグは普及してきたが、使い方に注意しないと食中毒につながる恐れもある。農林水産省は「バッグに入れた生の食材から、細菌が広がって増殖することもある。定期的に洗濯を」と呼びかける。

 特に注意したいのは肉や魚介類などの持ち運びだ。同省の消費・安全局は「漏れ出した汁には食中毒菌や、その養分になる成分が含まれる場合がある。バッグ内で、野菜などそのまま食べる物と密着させないでほしい」と助言。肉や魚はポリ袋などに包んだ上で、バッグに入れるよう勧める。

 細菌は温度や水分などの条件がそろうと急激に増えるといい、...