夏休みシーズンに入り、厚生労働省がバーベキューでの食中毒対策の徹底を呼びかけている。肉はクーラーボックスに入れて低温保存し、調理時はしっかり加熱することが必要だ。新型コロナウイルス感染対策の緩和でレジャー増加が見込まれ、同省担当者は「食中毒のリスクを正しく理解して食事を楽しんでほしい」と話す。
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肉に付着した腸管出血性大腸菌O157やサルモネラ菌などが体内に入ると、激しい腹痛や嘔吐(おうと)、発熱といった症状が出る。重症化すると脱水症状が現れ、意識障害が起こるケースもある。コロナ流行中は衛生管理が徹底され食中毒発生件数が一時的に減少したが、2022年は962件と4年ぶりに増加した。
食中毒を防ぐポイントは▽肉は焼くまで低温状態を保つ▽細菌は熱に弱いのでしっかり加熱する▽トングや箸は使い分ける―の3点。O157やサルモネラ菌は、...