島根県は2日、公表済みの新型コロナウイルス患者のうち、新たに出雲市在住の14人が新変異株「オミクロン株」に感染していたと発表した。出雲市内の集団感染に関連した検査で判明した。県内のオミクロン株の感染者は計17人となった。
県が発表した新型コロナの新規感染者は、31日検査分が出雲市4人、雲南市1人の計5人、1日分が雲南市の4人。27日以降で32人となり、このうち17人が2日までにオミクロン株と確認されたことになる。ウイルスの量から判定ができなかった1人を除く14人にもオミクロン株の疑いがあり、検査を実施している。
31日と1日の検査で判明した感染者9人のうち、1人は集団感染が発生した出雲市今市町の飲食店の利用者で、その他は利用者の接触者。症状は軽症か無症状という。それぞれ発症日もしくは検体採取日の2日前からの期間、不特定多数との接触はなく、接触者は把握できている。島根県内での感染確認は6日連続で、累計感染者数は1765人となった。
鳥取県内は31日と1日の検査で感染者は確認されなかった。累計感染者は1669人。
(黒沢悠太)