日本の子どもたちはおとなしい。保育園児のような小さい子どもも、思春期の中学生たちも、ともかくおとなしいと感じる。誰と比べてかというと、欧米の子どもたちだ。おとなしいとは、よく大人の言うことを聞くので制御しやすい、という意味である。

 保育園児たちが、保育士さんらに連れられて街中を散歩している風景をときどき見る。日本の国の基準では、保育士1人が受け持つ0歳児の数は...