松江市出身で、ボクシング日本ライト級3位の三代大訓(ひろのり)選手(27)=ワタナベ=が4日、松江市殿町の山陰中央新報社を訪れ、プロ無敗で迎えた2022年を「勝負の年」と位置付け、世界を見据えて意気込みを語った。
21年は、12月に元日本ライト級王者の西谷和宏選手(34)=VADY、倉吉市出身=とノンタイトル8回戦を行い、TKO勝ちを収めた。17年3月のプロデビュー以来、通算12戦11勝(4KO)1分けと無敗を続けている。
2年ぶりに帰郷し、同社の松尾倫男社長と懇談した三代選手は、20年12月以来の試合だった西谷選手との一戦について、「左ジャブが得意と言われがちだが、右手を意識して臨んだ」と説明。5ラウンドに右ストレートで最初のダウンを奪った時の様子を振り返り、「KOを狙うタイプではないが、狙いにいった。いい勝ち方ができた」と話した。
新型コロナウイルスの影響などで過去2年は年1試合ずつにとどまっており、「今年は3試合したい。今の立ち位置が、日本を卒業して世界へ行くかどうかという分岐点にいる。無敗で世界ランカーと戦いたい」と意気込んだ。
21年11月時点で、世界ボクシング機構(WBO)ライト級13位、国際ボクシング連盟(IBF)ライト級15位。次戦は未定という。
(景山達登)