2本の太い縄をより合わせる組合員たち=島根県飯南町花栗、町大しめなわ創作館
2本の太い縄をより合わせる組合員たち=島根県飯南町花栗、町大しめなわ創作館
しめ縄作りの動画はこちらから
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 【飯南】島根県飯南町注連(しめ)縄企業組合(菅武志代表理事)が、タイに届けるしめ縄作りに取り組んでいる。20日は、町大しめなわ創作館(飯南町花栗)で組合員たち9人が2本の太い縄をより合わせた。

 

 タイ・チョンブリ県で開設予定の神社に奉納するため、工事を請け負った茨城県の建築業者から依頼を受けた。組合員たちは「せーの」と声を掛けながら、縄を持ち上げて交差させ、長さ3・8メートル、太さ60センチ、重さ130キロのしめ縄をより合わせた。

 組合は、創作館を拠点に活動し、日本最大級の出雲大社神楽殿の大しめ縄を奉納している。神社を中心に年間約50本を納めており、2017年はドバイ、20年にはスイスへ送った。

 那須久司専務理事(67)は「これまでの海外からの注文は個人宅用だったが、今回は神社に納められる。タイの皆さんに日本文化に触れてほしい」と話した。1月末にタイに向け送る予定。

  (狩野樹理)