くわ入れをして工事の安全を祈願する平井伸治県知事=米子市東山町
くわ入れをして工事の安全を祈願する平井伸治県知事=米子市東山町

 米子市が鳥取県と共同整備する新体育館「米子アリーナ」の起工式と安全祈願祭が2日、米子市東山町の現地であった。2027年6月の供用開始を予定。観客席は約4千あり、プロスポーツの試合やコンサート開催など、県西部のスポーツと文化の新たな拠点施設として期待される。

 県立産業体育館、米子市民体育館、市営武道館を統合する米子アリーナは、バスケットコート3面分の広さがある2階建てのメインアリーナをはじめ、サブアリーナや武道館、トレーニング施設などを備える。総事業費は約105億円。

 起工式・安全祈願祭には平井伸治県知事や伊木隆司市長ら約50人が出席し、伊木市長は「多くの市民、県民の皆さんのスポーツ振興や文化芸術活動の拠点として役立つ施設になることを期待している」と話した。

(中島諒)