複式学級の4年生がいない教室で朝礼に出席する3年生=益田市美都町都茂、都茂小学校
複式学級の4年生がいない教室で朝礼に出席する3年生=益田市美都町都茂、都茂小学校

 新型コロナウイルス感染拡大を受け益田、大田両市は21日、公立小中学校で休校や、一部学年が対象の部分休校に踏み切った。22日にも出雲、浜田など島根県内5市町で公立小中学校が休校・部分休校に入る。いずれも31日まで。日中に居場所のない児童は学校で受け入れるなど対策を講じる。

 益田市では小学4~6年生、中学1、2年生が休校に入った。見守りの難しさや高校受験を考慮し、小学校低学年と中学3年生は対象から外した。

 都茂小学校(益田市美都町都茂)の3、4年生の複式学級は4年生が抜け、3年生だけとなった。担任の田原詩乃教諭は21日の朝礼で「しばらくさみしい授業になるが、皆さんが学校のリーダーとして引っぱってほしい」と励ました。

 休校の対象は浜田、江津両市は小中学校全学年、出雲、大田、邑南、美郷の4市町は小学校全学年と中学1、2年。さらに出雲市は中学3年は午前中で授業を切り上げる。居場所がない児童について出雲、邑南両市町は学校で、浜田、江津、美郷3市町は学校や児童クラブで受け入れる。

 県内でも学校内での感染が相次ぎ確認されており、保護者は休校に理解を示す一方、見守りの負担や高校受験への影響を心配する。

 邑南町在住で小学1、3年生の子がいる30代女性は「あれだけコロナがはやっている状況で学校に行かせるのも心配だった」と明かす。子どもの面倒は祖父母に頼むほか、共働きの夫と交代で休みを取る考えで「保護者の負担も大きい。早く元の生活を送れるようになれば良い」と願った。

 出雲市立中学3年の娘を持つ会社員木色春香さん(35)は「午後から自宅で1人になり、気が緩むのではないか。娘も気にして、気持ちが不安定になっている」と気をもんだ。

 休校措置を取る自治体は今後増える可能性がある。小中学生3人の子を持つ松江市東出雲町在住の会社員周藤香代子さん(39)は「長期間の休校になれば、仕事と両立が難しい」と不安を口にした。
       (取材班)