浜田から仕入れた鮮魚を使ったオサカナプレート
浜田から仕入れた鮮魚を使ったオサカナプレート
魚を切り分ける入江誠代表=東京・神田神保町、オサカナジャック
魚を切り分ける入江誠代表=東京・神田神保町、オサカナジャック
浜田から仕入れた鮮魚を使ったオサカナプレート
魚を切り分ける入江誠代表=東京・神田神保町、オサカナジャック

 200軒近くの古書店が立ち並ぶ東京・神田神保町。かいわいに島根産の魚介類をふんだんに使った料理を出す人気店がある。5月に開店4年を迎えるオサカナジャック。松江市出身の入江誠代表(38)は「おいしい、を通じて島根とつなげたい」と日々、厨房(ちゅうぼう)に立つ。

 看板メニューは、浜田市から定期的に仕入れる鮮魚を使った「オサカナプレート」(1540円)。寒ブリ、アジ、しめさば、タイなど季節に合わせた4種類の切り身2人前を大皿に盛り付け、カルパッチョ風に味付ける。

 ほかにも隠岐産のイワガキ、アジフライ、島根和牛すじの煮込み、奥出雲ポークの網焼きなど、県産食材のメニューが並び、県内の蔵元の日本酒との相性も抜群だ。昨秋からは、アナゴも本格的に取り入れ、肉厚な身を生かした炭火焼きやフリット(揚げ物)が人気を集める。

 入江さんは東京・日本橋にある島根ゆかりの店で修業を積んだ。独立の際「島根といえば美味(おい)しい魚」とコンセプトを定め、イタリアやスペインで主流の洋風居酒屋「バル」形式を採用した。オフィス街も近く、ランチで訪れた会社員がディナーに足を運び、常連になっている。

 そこは出身者が集う大切な場。海士町に関連するイベントや出身男女が交流を深める「島コン」などが行われている。

 新型コロナウイルスの感染拡大は、都内の飲食店の経営を直撃した。時短営業が求められる中、ディナー営業を30分前倒し、午後4時半からにするなど試行錯誤が続く。「新メニューを考えながら、人の流れが戻ってくる時までに店自体をパワーアップしたい」と逆境に立ち向かう。

 

住所 東京都千代田区神田神保町2の48
電話 03(6272)6634